デジタルサイネージのハードの種類やおすすめのデジタルサイネージを紹介


デジタルサイネージを導入するときにはハードウェアも必要になりますが、これからデジタルサイネージの導入を検討されている方に必要なハードについて解説していきます。

デジタルサイネージの種類は大きく分けると3つ

デジタルサイネージを導入したいけれども、最適なタイプが分からないと後々面倒になったりコストがかかることもあります。

ここでは、デジタルサイネージの種類について解説します。

1.スタンドアローンタイプ

スタンドアローンタイプは、プレーヤーが内蔵されているディスプレイを使ったデジタルサイネージシステムです。

インターネットに接続する必要がないのでネット環境がない場所やネットの構築ができないときなどに利用されます。

コンテンツはUSBメモリやSDカードに保存してそれをディスプレイの挿入口に入れることで表示させることができます。

スライドショー機能を使えば繰り返しの再生ができますが、コンテンツ情報や内容を変えるときなどはUSBメモリやSDカードの交換が必要です。

2.ネットワークタイプ(クラウド型)

インターネットに接続する、通信機能を持つデジタルサイネージです。

一般的なサーバーを利用したデジタルサイネージと比べると保守管理が不要などの特徴があります。

サーバーの設定やメンテナンスなどの保守および管理が要らないだけでなくサーバーといったハードウェアも要らないので初期コストを抑えられるメリットもあります。

コンテンツの更新については管理用のパソコンで行うことができますし、クラウドサーバーにアクセスすることでリアルタイムで情報更新ができるのも特徴の一つといえます。

3.タッチパネル機能などを搭載したインタラクティブタイプ

インタラクティブ型はデジタルサイネージのコンテンツを閲覧しているユーザーさんからコミュニケーションができる双方向コミュニケーションを実現したシステムで、お店などに設置されている巨大なスマートフォンのようなイメージです。

タッチパネル機能やモーションセンサーなどの特殊な機能が搭載してあるのが特徴で、これらの機能で双方向コミュニケーションを実現します。

おすすめのデジタルサイネージ9選

ここでは、ネット環境がない場所でも利用できるスタンドアロンタイプや面倒なサーバーの保守管理が要らないクラウド型など、おすすめのデジタルサイネージシステムを9種類ご紹介します。

1.いますぐサイネージ


画像元:プラス株式会社

いますぐサイネージ

「いますぐサイネージ」はシンプルでスタイリッシュなデザイン、独自設計の専用スタンドが特徴で、ビルのエントランス部分や社内のイベント告知などの利用にも最適です。

専用スタンドはキャスター付きですから移動のときにも楽に動かせます。

「いますぐサイネージ」は、スタンドアロンタイプで付属しているUSBメモリで今すぐ始めることができる、コンテンツ制作に欠かせないテンプレートが保存してあります。

そのため、USBメモリをパソコンに挿入してテンプレートを使えば、簡単にコンテンツを作り配信できます。

テンプレートは、オフィス・飲食業界・アパレル関係・工場など業種ごとに縦型と横型、全29種類が付属しています。

ディスプレイは4K対応で、高精細であり細かな文字などもくっきり表示できます。

「いますぐサイネージ」は43型と50型ディスプレイで省スペースにも設置ができる傾斜タイプ、43型で視認性が高い直立タイプなどが用意されています。

2.美映エル(ミハエル)


画像元:日本電気株式会社

デジタルサイネージセット 美映エル

「美映エル」は、静止画や動画などのコンテンツを表示させるパブリックディスプレイやコンテンツの再生に欠かせないメディアプレイヤー、キャスター付スタンドなどをセットにしたデジタルサイネージシステムです。

コンテンツ制作は、直感的な操作で作成を可能にするオーサリングソフトが採用されているので簡単につくることができます。

配信方法は、有線LAN・無線LAN・USBメモリから選択が可能ですし、透過テロップやHTML5,QRコードの埋め込みなどデジタルサイネージであると便利な機能を利用して配信を可能にします。

ディスプレイサイズは、43型と50型の2タイプでいずれも専用スタンド付きです。

3.Panasonic USBサイネージ


画像元:パナソニック コネクト株式会社

USBメモリーで、だれでも気軽にサイネージ! - 業務用ディスプレイ

再生機などのハードが要らず、用意するのはパソコンとUSBメモリのみなどの特徴を持つデジタルサイネージで、Panasonic USBサイネージを導入することでポスターの印刷費や張り替えのための人件費削減も可能にします。

画像もしくは動画のループ再生をしたいとき、USBメモリを挿入するだけでスタートできるので知識がない人でも簡単に操作ができますし、コンテンツ配信スケジュール管理も可能にする無償のソフトウェアを使えばコンテンツ再生方法の幅が広がります。

電源の自動オンオフ機能が付いているので、日時を指定しておけば毎日の手間を省くこともできます。

4.電子黒板BIG PADシリーズ


画像元:シャープ株式会社

電子黒板 BIG PAD

手軽に移動してオープンスタイルのミーティングを実現する、コラボレーションが広がるミドルサイズ、これはメーカーのBIG PADシリーズにおけるキャッチコピーです。

少人数で行うミーティングに最適な50型のモニターはタッチパネルを採用しているのでデジタルサイネージで利用すると双方向コミュニケーションを実現するメリットに繋げることができますし、モニターの設定も直感的なタッチ操作で変更できるメリットもあります。

5.NSSデジタルサイネージ


画像元:株式会社NSS

スタンダードデジタルサイネージ

NSSには、簡易型・拡張型・タッチパネル搭載型などいくつかのバリエーションが用意されているので利用する側のニーズに合うデジタルサイネージシステムを選択して構築を可能にします。

簡易型タイプの場合は、USBメモリーなどのような記憶メディアを利用して簡単に再生させることができるので、誰もが簡単に操作を可能にします。

スタンドアロン型のデジタルサイネージシステムですからネットワーク回線やサーバーなどは要りません。

拡張型は、メディアプレイヤーやデジタルサイネージ専用のパソコンを使うことでより高度な運用を実現でき、高所の設置のときでもリモコン操作ができるので便利です。

タッチパネル搭載型は、デジタルサイネージ専用のパソコンと併用することでタッチコンテンツの運用を実現しますし、一つのディスプレイで複数の情報を配信できるなどの機能も有しています。

6.BRID Vシリーズ


画像元:株式会社TBグループ

縦横自在のデジタルサイネージ BRID V

全面にアクリルパネルを配した一体感を持つデザインで、美しさや透明感、そして清潔感を与えてくれるデザインは、様々な業種のお店の外観に最適なデジタルサイネージといえます。

お店の雰囲気やスタッフの紹介、飲食店などではメニューやサービスなど文字だけでは伝えにくい情報もデジタルサイネージなら映像と音声を使ってアピール可能です。

このデジタルサイネージは、白を基調にしたスタイリッシュなデザインや美しく目立つ液晶・高精度・高精細・高コントラストなど訴求するために欠かせない条件が全て揃っており、遠くから見ても目立つ存在になる超高輝度白色LEDを採用するなどの特徴もあります。

7.PISTAシリーズ


画像元:株式会社impactTV

PISTAシリーズ

PISTAは、クラウド型のデジタルサイネージシステムで、USB運用だけでなく有線や無線LAN、通信用SIMカードなど様々な用途で活用および運用することができるデジタルサイネージです。

スケジュールやグループ配信、死活監視や小型から大型までの一括管理、タッチコンテンツの自作と配信、人感センサーの標準装備などの特徴を持っています。

8.BrightSign XT4シリーズ


画像元:エス・イー・シーエレベーター株式会社

BrightSign XT4シリーズ

4K HDR、Dolby Vision、HDR10をデコード可能な高度なビデオエンジンを搭載しており、さらにシリーズ史上最高速のHTML5エンジンを搭載することで豊かなHTML5コンテンツを配信することができるSTBです。

また、複数のBrightSignをLANケーブルで接続すると精度の高い同期再生も可能、フロントパネル、バックパネルにも豊富な接続端子が用意されていて様々な場面で対応が可能です。

9.デジタルサイネージ用BOX PC LB-HMB545


画像元:エレコム株式会社

Mini-BOX型コントローラ(サイネージ) LB-HMB545

パソコン周辺機器総合メーカー、エレコムの4K映像出力に対応したデジタルサイネージ用STBです。

バッテリーは非搭載でデジタルサイネージの据置利用に最適なものとなっており、取付穴が用意されているのでサイネージに固定することも可能です。

OSはAndroidですが、エレコムでは他にもWindows(R) 10 IoTを搭載したカスタムPCモデルも販売されています。

10.RICOH Digital Signage STB Type2


画像元:株式会社リコー

RICOH Digital Signage STB Type2

Digital Signage STB Type2はリコーの最上位モデルで、小型軽量で4Kの動画・静止画の出力に対応、さらにタッチパネル向けサイネージにも対応しています。

表示画面を分割して複数のコンテンツを表示するといった複数情報のリッチなコンテンツを扱うことができるだけでなく、自動復旧や遠隔での再起動といった安定稼働のための機能にも対応しています。

11.アドバンストコントローラー PN-ZP45


画像元:シャープ株式会社

アドバンストコントローラー PN-ZP45

シャープの「PN-ZP45」はCPUにインテルのCore i7を搭載したコントローラーモデルで、4K60pの動画配信が可能です。

スリムなデザインにより、ディスプレイ背面にすっきりと設置でき、「e-Signage S プレーヤー」をプリインストールしているので、導入してすぐにデジタルサイネージとして利用することが可能です。

12.GeoBox G406L 4K/60P


画像元:ジャパンマテリアル株式会社

GeoBox G408 4K/60Pマルチディスプレイコントローラー

2系統の4K60P入力を同時出力することが可能で、8台までHDMI表示できるディスプレイ機器に分割表示することができます。

また、複数枚のディスプレイを組み合わせて1つの巨大な映像を出力するビデオウォールの構築も可能で、PCやプレイヤー側に一切負荷をかけずに運用することができます。

13.ファンレスモデル TM2G


画像元:NECプラットフォームズ株式会社

ファンレスモデル TM2G

NECプラットフォームズ株式会社のディスプレイコントローラである「TM2G」は4K表示に対応したファンレスなコントローラーで、これにより静音性の向上を実現しています。

また静音性だけでなく、埃の吸い込みなども防止できるので、チリや埃の多い環境であっても稼働させることができます。

タイプを把握して自社の用途にあった適切なデジタルサイネージを

デジタルサイネージには、スタンドアロン型やクラウド型、インタラクティブ型などの3つの種類があって、それぞれのメリットやデメリットなど理解できたのではないでしょうか。

また、クラウド型は現代のデジタルサイネージにおける主流になっているタイプで様々なコンテンツの配信や時間や天候などでコンテンツを変えたいときなど役立つ存在になってくれます。

今回の記事を参考にして自社の用途にあったデジタルサイネージを検討してみてください。

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