サイネージの進化と広告主の歪


デジタルサイネージはその需要に伴い日々進化をし続けています。

しかしその一方で広告主側との意識の乖離により広告を活用しきれていない場面も見れます。

今回は進化するデジタルサイネージと広告主とのズレに関して解説していきます。

成長するデジタルサイネージ広告市場


画像元:株式会社CARTA HOLDINGS

CARTA HOLDINGSの調査によると、デジタルサイネージ広告市場規模は2021年は594億円、2025年には約2倍の1083億円になるという予測が公表されています。

新型コロナウイルスによって外出が減ったことから一時的に低迷することもありましたが、2020年で底を打ち、様々なロケーションへのデジタルサイネージの設置が増えてきていること、今までデジタルサイネージ広告の出稿をしたことがなかった広告主からの需要も見込まれることから今後の市場成長が期待されています。

場所を重要視するリスク

今後の成長に期待が寄せられているデジタルサイネージの広告市場ですが、そんな中で広告主は露出を重要視する傾向があります。

そのためデジタルサイネージ広告においても人が多く集まる場所への広告の配信を選ぶ傾向があるようです。

しかしコロナ禍により人々の意識も変わり、かつて人流のあったロケーションでもコロナ禍以前まで回復していないにも関わらず、そのロケーションでの広告配信にこだわることによって、デジタルサイネージの広告効果が発揮できなくなるといったリスクになります。

デジタルを活かした広告配信の重要性

今までの4マス広告や、インターネット広告が進化してきたように、デジタルサイネージも同様の進化を遂げようとしています。

現在のデジタルサイネージは進化しており、センシング技術を活用するなど以前よりもそれぞれのロケーションにおける属性などをより細かく分析できるようになりました。

「大人数に見られる場所取り合戦」から「ステータスや目的が絞られた人たちがいる場所で見られる」、そこからより細かくステータスや条件にてターゲットや場所を選択できるようになり、やがて条件を重ねて人に対してターゲティングできるようになる、と後半になるにつれて今後の予想となりますが、今までの他種広告の進化と同様にデジタルサイネージにおいてもこの過程は必然と考えられます。

進化するデジタルサイネージの膨大な分析情報を生かし、場所にとらわれずターゲットに合わせた様々な場所のサイネージに対して配信していくことでデジタルサイネージ広告の効果が発揮できることを広告主は認識する必要があります。

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