デジタルサイネージの利用方法
デジタルサイネージを利用するにはディスプレイをはじめとする様々なものが必要となります。
ここではデジタルサイネージを設置する際に必要なものや、利用方法を解説していきます。
デジタルサイネージの利用に必要なもの
まず、デジタルサイネージを利用するために必要なものには何があるのでしょうか。
ここでは必要なものを解説していきます。
1.ディスプレイ
デジタルサイネージの利用にあたってはまず最初にディスプレイがなければ話になりません。
アナログのサイネージのようにプラスチックや木材の板の上に印刷するのではなく、パソコンやテレビのようにディスプレイを用い、そこに静止画像や動画を映し出すことで広告や看板の役目を持たせます。
一般的にはデジタルサイネージ専用のものを利用することが多く、専用の液晶ディスプレイやLEDディスプレイ、インタラクティブに対応するためのタッチディスプレイ、大型ビジョン用やなど用途に合わせた様々なものが存在します。
設置場所や利用用途に合わせたディスプレイを選択する必要があります。
サイネージ用ディスプレイを探している方はこちらをご覧ください。
デジタルサイネージのハードの種類やおすすめのデジタルサイネージを紹介
2.STB
STBとは「セットトップボックス」の略で、ディスプレイにコンテンツを表示させる制御装置のようなものと考えて下さい。
STBには表示するコンテンツの配信スケジュールを管理して、自動的にコンテンツが流れるようにしたり、ディスプレイの電源のオン・オフを管理する機能など機種によって様々な機能が搭載されています。
箱のような形をしているものが、一般的ですが、配信容量の大きさに応じて、大小しますし、スティックPCのような形状のものも存在します。
ただし、STBは必ずしも必要なものではなく、例えばスタンドアローンタイプのデジタルサイネージの場合、STBを介さずにコンテンツを保存したSDカードやUSBメモリーをサイネージ本体に差し込むだけでコンテンツが配信できるものもあります。
また、ネットワークタイプのデジタルサイネージでも配信するサーバーから直接表示を制御する場合もあります。
3.配信するコンテンツ
デジタルサイネージでは配信するコンテンツは必要不可欠で、これが最も重要なポイントとなります。
コンテンツは大きく分けると静止画と動画の2種類に分けられます。
簡単な静止画像程度であれば比較的簡単に作ることはできますが、動画を扱う場合は、それなりに動画編集の技術を持つ人材が必要になります。
社内に動画のコンテンツ制作ができる人がいない、クオリティが高いコンテンツを制作したい場合には専門の業者に依頼するとよいでしょう。
4.CMS
CMSとはコンテンツマネジメントシステムの略で、多くはWebサイトの更新などの管理のためのシステムとして使われることが多いですが、デジタルサイネージにおいてもCMSがあり、コンテンツの配信時間などの配信設定、利用しているサイネージ機材の作動状況の監視などができます。
1つのサイネージだけなら管理はある程度簡単ですが、複数の場所、複数のサイネージがある場合は、運用や管理に膨大な時間がかかり負担が大きくなります。
CMSを導入していれば、1台のPCで管理して一括で複数のサイネージのコンテンツを入れ替えたり、配信スケジュールを事前に設定して自動で表示させるなど、デジタルサイネージの管理には欠かせないシステムとなっています。
コンテンツ制作やCMSのソフトウェアはこちらで詳しく解説しているのでご覧ください。
デジタルサイネージのコンテンツ配信におすすめの無料・有料ソフトウェアをご紹介
デジタルサイネージのレンタル
デジタルサイネージはレンタルで利用することもできます。
上に挙げたような装置や設備は、購入すると場合によってはかなりの高額になりますし、ディスプレイも1枚だけあれば良いわけではないケースもあったりします。
そうなると、一括して購入するのが前提ですと初期費用が高額になってしまいます。
また高額で用意したにも関わらず、高い効果を得られないといった結果になることもあります。
レンタルであれば毎月の利用料を支払うだけで済むので初期費用を抑えてデジタルサイネージを導入したい場合に検討するとよいでしょう。
スタンドアロンタイプの利用方法
スタンドアロンタイプのデジタルサイネージは、特にネットワークなどには接続されておらず、単独で作動するものになります。
そのため、コンテンツを表示する時にはコンテンツが入ったUSBメモリーなどを用意して、デジタルサイネージに挿すことで画面にコンテンツを配信することが可能です。
ネットワークタイプの利用方法
ネットワークタイプではネットワークに接続することで、複数のディスプレイに表示したりして管理することができます。
主な利用方法としてはまずネットワーク回線を用意し、コンテンツデータをクラウド上にアップロードします。
アップロードされたデータは、ネットワークでつながっているSTBを介してデジタルサイネージに表示されます。
PCから直接接続する場合の利用方法
スタンドアロンタイプと同じようにネットワークを使わず、PCから直接デジタルサイネージに表示するには、HDMI端子を搭載しているデジタルサイネージが必要です。
HDMIケーブルで接続するだけでコンテンツを表示させることが可能で、この場合、USBメモリーとの接続と違って、PCからある程度表示をコントロールできるところがメリットとなります。
デジタルサイネージを導入してその表現力を活用しましょう
ここまでデジタルサイネージの利用方法について解説してきました。
デジタルサイネージは従来型の看板や広告ではなく、液晶ディスプレイを用いた電子的な看板です。
単に電子化されただけではなく、デジタルならではの良さが数多くありますので、それをうまく使いこなすことにより訴求力の大きい広告表現が可能となります。
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