デジタルサイネージのコンテンツ配信におすすめの無料・有料ソフトウェアをご紹介
デジタルサイネージを利用する上で欠かせないのがコンテンツ制作や表示管理をするソフトウェアです。
デジタルサイネージで利用できるソフトウェアにも様々なものがあり、自社にあった機能を持つソフトウェアを導入する必要があります。
ここではデジタルサイネージのソフトウェアの基本機能やおすすめのソフトウェアを解説します。
デジタルサイネージの配信に欠かせないソフトの種類
デジタルサイネージを使って集客を行うとなったとき、モニターやSTBなどのハードウェアだけでなくソフトも必要です。
ここでは、デジタルサイネージの配信で必要なソフトの種類をご紹介します。
1.デジタルサイネージのコンテンツ制作用ソフト
デジタルサイネージは、ディスプレイにコンテンツを表示して訴求や宣伝を行うため、コンテンツを作るためのソフトが必要です。
デジタルサイネージをパッケージで導入するとき、コンテンツ制作のためのソフトが付いてくることもあり、この場合はテンプレートを使えば簡単にコンテンツを構築することが可能です。
デジタルサイネージに表示するコンテンツは、JPEGやMP4など画像もしくは動画のファイル形式で、パソコンで使うものと同じ形式を採用していることも多く、この場合はデジタルサイネージ専用のソフトを持っていなくてもパソコンの中に画像や動画の編集を可能にするソフトがあればコンテンツを作ることができます。
2.デジタルサイネージのコンテンツ管理・配信ソフト
デジタルサイネージにはスタンドアローン型とネットワーク型の2種類があり、スタンドアローン型の場合はコンテンツを一定間隔で流し続ける使い方をすることも少なくありません。
これに対して、ネットワーク型はサーバーにコンテンツを保存しておいてインターネットで配信するスタイルになるのでコンテンツを管理・配信するための専用ソフトが必要です。
サーバーからコンテンツを読み取るときなど配信する時間帯や天候などの状況に合わせて柔軟に変更するようにするには、CMS(コンテンツマネジメントシステム)が必要です。
コンテンツ管理や配信を行うソフトの中には作成とCMSを兼ねたタイプもあります。
デジタルサイネージのソフトウェアの基本機能について
デジタルサイネージソフトが持つ機能を知ることは、お店でデジタルサイネージを運用するとき必要と考えられる機能を把握するときに役立ちます。
ここでは、基本機能を解説していきます。
1.コンテンツ簡易作成機能
デジタルサイネージのソフトの中には、デザイナーではない人が気軽にコンテンツ作成ができるよう簡易作成機能を搭載しているものもあります。
ドラッグ&ドロップで素材の配置を行う、ソフトに登録してあるテンプレートを選んでコンテンツ作成するなど直感的な作業ができるので、時間も手間もかけずにコンテンツを作ることができます。
2.配信・スケジュール機能
デジタルサイネージに表示させたいコンテンツのタイムテーブルを作成すると、これに合わせてディスプレイをコントロールすることができるようになります。
最小時間単位が1秒や1分などスケジュールを設定できる、タイムテーブルを作るためのインターフェースが用意されているなど、スケジュール機能は色々な種類があるため使いやすいものを選びましょう。
3.ログ・データ分析
デジタルサイネージに、ログの監視や分析機能が付いているタイプがあります。
このような機能は、ログ解析も可能ですし利用したユーザー層や利用したタイミング、行動などの分析に役立てることができるので、マーケティングはもちろん運用中のデジタルサイネージの利用向上に繋がるようなヒントが見つかる可能性も高まります。
無料のデジタルサイネージのソフトウェア
デジタルサイネージのソフトと聞くと、高価なイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
ここでは、無料で利用できるソフトのご紹介をしていきます。
1.CYBER Signage Free Editio
「CYBER Signage Free Editio」は有料版と無料版は別サーバーで管理運用が行われていて、配信可能なサイネージ端末は最大10台、簡単操作でコンテンツ作成が直ぐにできるなどの特徴を持ちます。
迫力のフルスクリーンや情報満載のマルチスクリーンなど、素材をマウスで動かすだけで簡単に作れ、コンテンツ作成と配信操作が容易にできます。
2.Nomoadフリー版
「Nomoadフリー版」は、通常版から一部の機能を削除したもので使い勝手を知りたいときなどにも便利です。
基本的な機能は備わっているため、継続して利用することも可能です。
個人店やイベントなど、ちょっとだけ活用したいときにも役立つ存在になってくれます。
3.時間割看板
「時間割看板」は曜日や時間帯など、あらかじめ設定してあるスケジュールで動画や静止画をディスプレイに表示することが可能で、スケジュール設定にパソコンの自動シャットダウンも含まれているのでパソコンの切り忘れ防止にも役立ちます。
大画面モニターにスティック型パソコンを接続した状態でアプリを使うと、簡単・手軽にデジタルサイネージを構築することが可能です。
4.SmartSignage
「SmartSignage」は画像や動画はもちろん、PDFやウェブなど自動的に切り替えを行って配信を可能にするソフトです。
複数のウィンドウ表示にも対応しているため、マルチモニタ環境で異なるコンテンツを表示させることもできます。
コンテンツが切り替わるときにトランジション機能を使うことも可能で、8種類のトランジションは時間および方向の設定を可能にします。
おすすめのデジタルサイネージのソフトウェア10選
デジタルサイネージのソフトは実に多種多彩で、選ぶのに苦労されている人も多いのではないでしょうか。
ここではおすすめのデジタルサイネージソフトを11種類ご紹介しますので参考にされることをおすすめします。
1.自由放題サイネージ
自由放題サイネージBOXをレンタルして、保有しているディスプレイに接続するだけでいつでもどこからでも自由にデジタルサイネージ運用ができるサービスです。
自由放題サイネージBOXは、初期設定済みでインターネットの接続環境があれば直ぐに構築可能です。
完全クラウドコンピューティングでウェブ上で全て完結します。ピボット機能が搭載されているので、縦型ディスプレイに横向きの画像や横型ディスプレイに建て向きに動画など組み合わせも自由自在です。
配信BOXとクラウドは、月額1,980円(税抜)からレンタルができるので、経費を抑えたい人などにもおすすめです。
2.StellarSign
デジタルサイネージコンテンツ運用ソフトのステラサインは、誰でも簡単に使える操作性と高い運用性を兼ね備えているので、難しい操作や専門的な知識がない人でも利用可能です。
オンプレ型タッチパネルは、小さなお子さんや海外のお客さんなども簡単に操作ができるので、訴求効果を高めたいときにも有効です。
フォルダ連携やレイアウトの自動調整などの機能を使用するときも、難しい操作は不要ですし知識がない人も簡単に操作ができる初心者に優しいソフトといっても過言ではありません。
運用性においても、管理ソフトの起動をすることなくコンテンツの更新ができるのもおすすめ理由の一つです。
3.e-Signage S
デジタルサイネージの導入がより身近なものになる、このようなコンセプトを持つソフトです。
パワーポイントを使った業種別のテンプレートが用意されているので、これを使えばパワーポイントの操作をある程度把握している人なら簡単にコンテンツを作ることができます。
クラウドサービスのモバイル連携機能はオプションですが、この機能を導入すると手元のスマートフォンやモバイル端末などを利用してデジタルサイネージのコンテンツ更新ができるようになります。
さらに、クラウドサービス契約での利用も可能になるので専用サーバーなど初期導入コストを抑えることが可能になり、簡単にテスト導入から始められます。
4.CloudExa
専用の配信管理アプリを介してクラウドサーバにアクセス、映像素材のアップロードや配信スケジュールの編集、ディスプレイ端末への遠隔配信や遠隔操作を可能にするデジタルサイネージシステムです。
月額課金制のクラウド型サービスなどからも、デジタルサイネージを導入するとき面倒なサーバーを構築する必要がありませんし、サーバーの維持管理も不要です。即時配信機能は、緊急性が高い情報の更新をしたいときや異常発生時の再送信が必要なときにも役立つ存在になってくれます。
配信管理アプリを使って簡単にコンテンツの管理やスケジュール作成が直感的な操作で行えるため、パソコンに不慣れな人でも利用できるのではないでしょうか。
5.Scala
Scalaはマーケティングファーストの観点から、小売店はもちろんクイックサービスレストランや空港、銀行などそれぞれの環境での顧客体験を変革して利用者のプロジェクトを成功に導くための戦略・経験・デリバリー能力をそれぞれのビジョンに合わせて提供するなどのこだわりを持ちます。
初心者から中級ユーザーを対象にしているウェブベースのソフトで、テンプレートを活用することで簡単にコンテンツを作ることができますし、洗練されたプロフェッショナルなデジタルサイネージをオリジナルの形で構築することも可能です。
場所やブラウザの種類に関係なく、ドラッグ&ドロップ機能を使って直感的にコンテンツを作ります。
6.PanelDirector
導入および運用のしやすさ、プロモーション効果の最大化を両立させたシステムです。
売場のPRや受付からオフィスの活性化、人感センサー連携によるコンテンツ切替などそれぞれのシチュエーションに応じたシステムと連携して行うことができます。
クラウド型などからも、専用システムの構築やサーバーのメンテナンスなどの負担もないので導入初期投資や運用コストを削減できるメリットを持ちます。
また、オンプレミス型も選択することが可能になっているので、個別のカスタマイズを行うこともできます。
7.DAiS Signage
ターゲット別の商品PRやリアルタイムの情報共有、デジタルサイネージで広告運用コストを削減、そして集客効果を得られる空間演出などの特徴を持ちますし、ステータスやグループ、配信などの管理が可能でPPTやPDFなどのファイル形式に対応しています。
また、制作会社にコンテンツ作りを依頼しているときなど、制作会社が直接コンテンツを登録できる機能もあるためスピーディーな配信にも役立ちます。
8.admint SIGNAGE
累計利用台数は1万台を超える「admint SIGNAGE」は、インターネットを介してクラウド上で静止画や動画コンテンツを配信するクラウド型デジタルサイネージサービスです。
パソコンのウェブブラウザでコンテンツ制作や高度な配信スケジュールの管理ができ、接続されているSTBの死活監視も可能になるため大規模なデジタルサイネージシステムでも稼働管理を容易にしてくれます。
多国語対応で、外国人向けのコンテンツ制作も実現するといったメリットもあります。
9.クラモニ
手元にあるパソコンから全国各地にあるお店や商業施設に設置してあるモニターを自由自在に管理できる配信システムです。
クラウド型なので、全国のお店のコンテンツ更新を遠隔管理することができたり、曜日や時間別、天候などの状況に合わせてリアルタイムに表示内容を切り替えることも可能にします。
システム利用料金は業界最安値の月額2,000円(税抜)(1店舗あたり)、SIM通信にも対応していて通信費は1回線あたり月額350円(税抜)からとなっています。
10.PISTA
ハードウェアとソフトを含めた店頭販促ソリューション、店頭でデジタルサイネージを利用しながら販売のチャンスや販売促進効果を最大化するためのコミュニケーションを実現させ、消費者の動向を取得してマーケティングツールとして機能するなどの特徴を持つデジタルサイネージシステムです。
人感センサー・タッチによるインタラクティブ・フィールドトラッキング・属性別コンテンツ切り替えなど、デジタルサイネージの機能および取得するデータによりソリューションを選択可能です。
自社の環境にあったデジタルサイネージソフトフェアを選択しましょう
デジタルサイネージにはクラウド型とインターネット環境がない場所で使えるオンプレミス型の2種類がありますが、多くはクラウド型のシステムで提供されていることが多いです。
ただ、今回紹介した中にはオンプレミス型の選択肢を持つシステムもあるので、利用環境に応じて選択すると良いでしょう。
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